家族が体調悪くしている時は、どうにかしてあげたいと思いますよね。
特に我が子が高熱出した時は、夜の間も心配でよく眠れなかったり。。
私も上の子が1歳になるまでは病院に連れて行っていましたが、先生も症状だけですぐ診断できず、その時期の流行りとか「おそらく〇〇だから」などと言ってとりあえず薬を、、となるのが多い印象。そして薬が効かず、また別な薬をもらったり、別な病院に行ってみたり。
定期検診などでも、何か異常が見つかっても「様子みましょう。」となることもありますね。そして悪化したところで「手術ですね」と。
いつも思ってました。うちに帰って出来る事はないのですか??と。
今の私たちは「症状があれば、病院に。検査してもらって薬を。」となるのがごくごく当たり前になっているかと思いますが、病気に対して無知の私たちが医者の言いなりになっている状態、とも言えますよね。
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咳が続いて食欲を失くした母が内科に行った時、「ただの風邪でしょ?」と軽く笑われました。やりきれない表情の母。
その後よくならず耳鼻科に行って出された薬で具合が悪くなり不安がる母。
その後大きな病院で検査して判明した「末期の胃がんで肺への転移あり」です。
「抗がん剤を出すけどよくはならないよ」と言われても、病気に対して無知だから飲むという選択肢がない状況。噂には聞いていた抗がん剤の副作用でさらに弱っていく母。
それからの私は「私が絶対治す!!」と母に伝え、寝る間を惜しんで民間療法をあれこれ調べ、病院の先生の反応を気にしながらおそるおそる食事療法を実行し、一時は快方に向かったこともありました。
が、不安やストレスから自分も含め他の家族もそれぞれに体調を壊し始め・・
いつも元気だった母が「死」へ向かっていく恐怖を家族全員で感じながら、心の中で泣いて泣いて、戦っていました。
結局告知から半年で母は亡くなりましたが、自分の人生の中でこれほどまでに無力感にさいなまれたことはありませんでした。
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何が言いたいかと言うと医者は薬を出すプロで、病気を治すプロではない。と思ったんですね。「世界に2人の名医がいる。それは発熱や食欲不振だ。」と言う言葉があるけれど、 そもそも、身体は自分を治そうとしている=自然治癒力が備わっているんですよね。
(さらに日本では検診は勧められても予防医学について学ぶ機会って本当少ないんですよね。)
体中で愛や喜びを表し、悲しみや悔しさをあらわにし
「食べたい」「食べたくない」を意図し
思いっきり本能で生きている子どもをみていると、「もうここに答えはある」
そう感じます。*
湿疹が出るのも、咳や鼻水が出るのも、夜泣きをするのも、癇癪を起こすのも
自分をリセットするための”働き”
だからそれを押さえ込むことなく、体の本能を助けてあげる方向で、子どもが健やかになっていく方法を選んで行きたいなぁと思っています。